平成初期に販売された「伝票発行機」。零細・小規模事業者がおもな対象。

商売繁盛を未来志向のITで支援
パソコンが苦手、キーボードで文字入力できない社長でも使えます。

「楽一」の導入には特に慎重な判断が必要です!
高額商品でありリース契約の場合、途中解約はできません。
また事業者契約ではクーリングオフも対象外です。

カシオ情報機器は全てのソリューションビジネスの販売及び営業等を終了


コロナ禍に便乗した、悪質商法・詐欺に注意!(消費者庁へリンク)

最近は「楽一」の名前を出さずに、広告掲載や営業を行っている販売店(一部)もあるようです。法的には一切問題ありませんが、商品名を隠すような戦略で広告を行う手法は、消費者を誤認させる意図を感じ、いろいろ疑われるでしょうね。カシオの有名な商品名を出さない理由があるのですかね。

監修:TAKONOSUKE(タコノスケ)

「カシオ楽一」の情報と説明

カシオの伝票発行機「楽一」の情報。同名の企業・店舗・商品等とは
一切関係ありません。ご注意ください
カシオ情報機器は「楽一」の販売から撤退し、親会社である「カシオ計算機」に
移管したようです。「カシオ計算機」については、2016年にプリンター事業および
一部のOA機器(不採算部門)からの撤退を発表しています。
詳しくは各社HPを確認してください。

現在「楽一」を販売しているCASIOの社長(樫尾和宏55歳)の陰湿なパワハラ問題が表面化し、報道されています。報道によると「「レベルが低すぎんだよ、バカじゃねぇの。上期中に死んでも終わらせてください。そもそも、あなたのこと信用できないんですよ。いま、みんなの前で信用できる言葉で私を説得してください」などと、社員に暴言を吐くなど、問題になっています。現在は労働組合が団体交渉を行っているということです。
公開されたCASIO社長の悪質な暴言(音声)は、こちらから>>
引用:Yahooニュース

(1)CASIO楽一の概要・代理店の情報

カシオ計算機の子会社「カシオ情報機器」が提供している
伝票発行機。
ドットプリンターとセットの機械が多い。文字入力を手書きパットで可能。
キーボードで文字入力が出来ないなど、パソコンが苦手な人にも使える。
独自の専用機に販売・会計・給与などのソフトを組み込んで販売。

■最新の楽一は、XG10(平成29年現在)

最新機種には、予め設定した販売計画が達成したときに、
ファンファーレが鳴って祝ってくれる、社長の誕生日など
記念日を登録しておけば音とメッセージで気づかせる機能、
経営者や社員の悩みを解決する機能があるそうです。
(経営者に気づきを与える機能)

※伝票発行機とは、東芝テックの事務コンと同じようなOA機器。
事務コンは、こちらから

(2)楽一の販売価格

販売価格はオープンプライス。
実勢価格は5万円/月以上(総額300万円以上)※当サイト調べ
※リース期間は6年(72ヶ月)が多いようです。
※別途保守費用がかかる場合もあり。

※カシオ情報機器のサイト、ほとんどの販売代理店では、カタログ、サイトにハード価格を一切掲載していません。
なお、上記価格は過去に楽一を使用していたユーザーからの情報提供、販売店サイト以外の複数のWEB情報を元に
した推定価格です。このため、メーカーや販売元の価格とは異なる場合があります。
※リース料率は、リース会社、販売店、ユーザーの与信条件等で異なる。
※一般にパソコンなどOA機器で、6年以上の長期リースは極めて少ない。
※メーカーサイト、ほとんどの販売店では、HPなどで価格を一切公表していません。

※リース料率は、リース会社、販売店、ユーザーの与信条件等で異なる。
※一般にパソコンなどOA機器リースは3~4年。6年以上の長期リースを組ませるケース極めて少ない。
※メーカーサイト、ほとんどの販売店では、HPなどで価格を一切公表していません。
※メーカー価格表の存在も不明です。(オープン価格?)

(3)販売対象のユーザー

  1. 個人事業者からIT化の遅れている小規模・零細事業者がターゲット。(従業員5人以下が半数とのこと)
  2. 請求書伝票などを今も手書きしているなど、パソコンを活用できない、または知識が乏しいユーザー。
  3. キーボードで文字の入力ができないユーザー。
  4. IT化が遅れている零細企業など

(4)カシオ楽一のオークション状況

楽一

中古品が大量に出回っているようですが、メーカーサポート等は一切は行ってないようです。
「楽一」はリースでの使用が大半であり所有権がリース会社にある場合が多く、
本来オークション市場等に出回ることは、少ないはず・・
また本体の場合、ハードディスクなどに以前使われていた会社の取引情報、顧客情報などが残されている恐れもあります。


(5)販売の方法・営業手法

●ユーザーへの販売は代理店が行う場合が多い。サポートも代理店が直接行う場合が多い。
●ダイレクトメールの送付や電話でのアポイント後の訪問販売。(テレアポセールス)または、展示会・貸しホール等での販売。
電話でアポイント後、「無料出張(体験)デモンストレーション」で、客先に商品を持ち込んで販売するなど。
●店頭・通信販売はしておらず訪問販売のみで、同等クラスの性能・機能を有するソフトと比較した場合、
非常に高額なOA機器のひとつです。※中古市場はないようです。
メーカーのサイトによると、中古楽一のサポートは一切対応を行っていない

違法ではないが安く見せかける営業手法に注意

価格表示(販売手法)として、1日あたりの金額(数百円~千円台など)を表示しているケースがあります。
違法行為()ではありませんが、リースの場合は契約期間(6年が多い)があり、途中解約は原則できません。
(解約はリース残額の一括返済が必要。約款により異なる)
例えばパートやアルバイトの時給とは経費上も異なり、比較するのではありません。
誤認の可能性がある価格表示、営業手法を行う背景を考えましょう
価値のあるシステム、サービスなら総額を隠したりする必要性ないはず。

※価格表示の根拠が不明な場合、著しく誤認させる場合は、景品表示法に抵触する可能性があります。

リースで契約した総額は債務になり、一般に中小・零細企業の場合は代表者保証(連帯保証が必要な場合も多い)が
必要になります。(会社が廃業しても支払い義務があります。)
負担を低く見せかける1日あたりの金額にとらわれず、リース総額。保守費用、消耗品コストなどトータルで必要な金額を
十分に把握し、慎重な判断が必要です。

システムの導入には、ハードやソフトの仕様、機能、価格、将来性などを複数のシステムと比較することが重要です。
特に昨今では、消費税率の適用においての不透明さ、販売・仕入れ方法、流通や決済方法も多様化しつつあります。
ベンダーを問わず、どのようなシステムにおいても将来において、導入時(提案時)仕様でリース期間中使える保証はありません。
将来的な仕様変更に対応できるソフトであるか?対応能力が十分か?将来発生する可能性のある予想コストを含めた
慎重な検討が必要です。

販売会社が公開している自社システムと他社や他のソフト比較は、客観的な事実に基づかないケースが多くみられます。
当然ですが比較広告は自社商材を有利することが目的です。
フェイクニュースと同じで、複数の情報から信ぴょう性を確認したうえで、比較検討が重要です。

(6)楽一の長所(誰でも簡単に事務処理ができる)

  1. パソコンが苦手、キーボード文字や数字の入力ができない人には、ペンタブで手書き入力ができる。
  2. 楽一は操作が簡単で、初めての人やパソコン素人・IT弱者でも使える。
  3. OA化・IT化が遅れている会社、パソコンの知識が乏しく、機械の操作が苦手の社長・女性・高齢者でも使える。
  4. 請求書・納品書などで、指定形式の伝票にも印刷できる。
  5. 機種によってはインターネット接続やLAN接続も可能なようです。
  6. キーボードの「楽ちんボタン」が光って操作を教えてくれる。音声サポート機能など、一般のソフト・PCでは、現在ほとんどのソフトで使われない「楽一独自の機能」で、パソコンや機械操作が苦手な人でも使える。
  7. ファンファーレなどの音で、売上目標の達成、社長の誕生日などを気づかせてくれる秘書機能。

カシオ楽一

(7)楽一の短所(導入・維持費が同等ソフトと比較し非常に高額)

  1. 導入コスト・維持コストは、同等性能・機能のPCソフトと比較して、非常に高額である場合が多い。
  2. 消耗品・関連製品が一般の市場にほとんど流通していないため、カートリッジなどの購入コストが割高。
    ハードとソフトのサポート情報が極めて少ない。販売会社のスキルに大きく影響を受ける場合がある。
    専用機のため中古市場がない。(オークション商品は要注意。)一切のサポートを行っていない。
    ※中古楽一は要注意。リース物件が多いため、オークション・通販で流通するものは危険です。
  3. リース料が同程度のソフトと比較して高額かつ長期間リースが多い。
  4. 弥生など多く利用されている市販ソフトと異なり、困ったときにネットなどから、情報を入手しにくい。
  5. 専用ソフトのため、パソコンとの互換性が低い。連携はほとんどできない。
  6. 購入した販売店なくなった場合、サポートの受け皿を探すのが困難。メーカーサポートは不明です。
  7. 独自のドットプリンター(おまかせプリンター)が、代理店サイトによると25万円するなど、周辺機器の価格が非常に高い。
  8. キーボードひとつにしても、専用キーボードになっており汎用性が低い。
  9. 古い機種によっては、消費税の変更に対応していない。(ハードウェア保守サポートが可能なモデルがのみ対応。)詳しくはメーカーページを確認。
  10. 購入元(代理店)以外で操作サポートを受けられない。メーカーサイトによると、ユーザーからの操作サポートなどには一切応じてないとのこと。このため、代理店が倒産などした場合の対応が不透明。弥生などメジャーなソフトに比べ、ネット上の情報からの情報入手は不可能に近い。

(8)カシオの楽一に関する情報とユーザー評価

「楽一」利用者の声やネットでの評判、関連サイト・掲示板など(リンク)




▲掲示板の書き込み内容から、カシオ情報機器の社員、関係者、代理店の社員等による投稿と推測されます。

「楽一は」文字入力がキーボードを使わずに手書き(ペンタブ)で出来るなど、カシオならではの独自性をもった伝票発行機
で、IT化が遅れている零細企業にも使える素晴らしいOA機器ですが、導入にあたっては長所と短所、将来的な拡張性なども
視野に入れて検討することが必要。



納品書、請求書伝票への印刷(指定伝票を含む)、販売管理機能などは、市販低価格ソフト(例えば弥生プロフェッショナル版など)でも簡単にできます。
価格をみても中小企業向のソフトの多くは、販売と会計ソフトあわせて20万円以下です。(弥生プロフェッシナル版の場合)
専用機の場合、リース総額で300万を越える場合も少なくありません。
価格的には、キーボードで文字入力ができないなど、特別な事情がない限り専用機を積極的に選ぶ理由はないようです。


専用機は、パソコンが苦手の初心者でも簡単に利用できる反面、故障時の修理費が高い、消耗品(カートリッジなど)やデバイスもメーカー指定の場合が多い、修理・サポートも販売店に依存する、セキュリティー情報やサポート情報も入手先が限定され、インターネットなどから情報入手が困難など、使い始めて気づく不便さも、利用者の声で目立っています。
また消耗品、周辺機器などもメーカー指定が多く、汎用品の数倍の価格で購入が必要な場合もあります。
例えば楽一の標準インクリボン(2個)が5,000円~など極めて高額です。(導入前に維持費の試算も必要です。)

またディスプレイ、プリンター、本体を一体型した専用機の場合、省スペース設置ができる反面、故障時に業務全体が出来なくなるなどのリスクがあります。業務システムを選ぶ場合、多くの人が利用しており、様々な情報の入手が容易なことが選ぶポイントです。
故障など利用中に予想されるさまざまな、運用まで考えた選択が必要です。



リース期間は、法定耐用年数に対して70%~120%未満の期間で決めることができます。
(法定耐用年数が10年以上の場合は、60%~120%未満))
コンピューター・サーバーの法定耐用年数は、5年(パソコンは4年)です。
例えばパソコンの適正リース期間は2~5年です。製品サイクルの早いパソコンなどでは、3年または4年が多い。
高額の商品を売る場合、できるだけ長期のリース期間を設定し、月々の支払額を低くする場合があります。
検討する場合の営業見積りでは、月々の支払い額だけでなく、リース期間やリース料率、総支払い額、リース終了後の対応など、
細部まで十分な確認が必要です。
またOA機器などのリースでは、ファイナンスリースが大半だと思います。この場合、途中解約は一切できません。
仕分けでは、リース債務になることも念頭におきましょう。中小企業での契約では、会社契約であっても代表者が連帯保証する場合が
ほとんどです。代表者以外に追加の連帯保証を求められることも少なくありません。(つまり会社が倒産しても債務は残ります。)

故障時の費用や保守費の金額なども把握しておくと、販売業者とトラブルが発生した場合に役立ちます。
(「消耗品以外リースに含まれます。」)は、間違いです。またリースに保守料金(役務)を含めることはできません。
よく使われる営業手法で、「1日あたりコーヒー○杯分のわずかな負担です」といった例えは、適切ではありません。(比較対象が違う)
不自然にリース期間を長くする販売会社には、注意が必要です。
事業者のリース契約は、解約が認められない厳しい契約です。クーリングオフも個人商店などで利用する場合を除き、適用されません。
OA機器のリース契約は、慎重に行うことが必要です。

OA機器・ソフトをご検討中の方へ

悪質業者、詐欺会社で多く使われる、「これを使えば売上が上がる!」、「商売が繁盛する」などの営業トークには、充分に注意しましょう!※OA機器の利用だけで、売上アップはありえません。
当然ですが一般の営業行為は良い点だけをアピールし、不都合なことは伝えないものです。
また「集客」「販路拡大」「経営支援」などと、根拠のない内容でソフト販売や粗悪なホームページ作成での被害が多発しています。

当サイトでは、正確な情報掲載に努めていますが、すべての情報については保証していません。
OA機器の契約においては、このページの情報だけでなく個々に十分に調べて、
慎重な判断することが必要です。

IT・OA機器関連の訪問販売会社には、悪質な業者も存在します。
ブラック企業と呼ばれる悪徳業者の見分け方は、下記リンクをご参照ください。

コロナ危機に便乗した悪質商法にもご注意ください!
個人事業者も含めて企業間取引には、クーリングオフは適用されません。
当サイトでは、代理店情報、業務システム導入の体験談・情報を募集しています。楽一以外の情報も歓迎です。
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